2018年03月31日
ウエブ漫画と歩んだ5年間
たいていの人間には、何かしらの特徴があります。 足が速い。サッカーがうまい。楽器がうまい。料理が得意。仕事が出来る・・・。
しかし、自分には何も無い。
そのような焦燥感が常にありました。何かを変えよう。そのために、何かを始めよう。
36歳の12月のことでした。
では、何を始めるか・・・。
ちょうどその頃、忘年会の席で友人から漫画のイラストを見せてもらいました。
この友人が、こんなイラストを描けるのか。強く心に残りました。
そのことが、漫画を描くきっかけとなりました。
しかし、漫画を描くのには膨大な手間隙が掛かります。ネームを考えて、鉛筆で下書きし、ペン入れし、スクリーントーンを貼り、ホワイトで修正し・・・。自分にできるとは到底思えない。
だったら、自分でも描ける描き方をしよう。消えるボールペンで描けば、修正も自由に出来る。B5の紙に描けば、描く量も少なくて済む。
では何を描くか・・・。
ギャグ漫画だと絵が下手でも許してもらえるし、ページ数も少なくて済む。
よし、ギャグ漫画を描こう。
ただし、自分は小学、中学、高校、就職先も鹿児島という人間。こんな人間に何が描ける?
だったら舞台を鹿児島にすれば良い。
このような、いささか後向きな気持ちから生まれたのが『かごんま県庁』の第一話でした。
当初は、ずっとギャグ一本で行くつもりだったのですが、第三話にして方向転換。その時に描きたいことを正直に描くスタイルに変更しました。その頃から急激に筆が乗ってきました。
当初は誰にも読んでもらえなかったのですが、2ちゃんねるで公開した辺りから読んでくださる方が増えました。(5年前の2ちゃんねるは、自作の漫画を公開しても許される雰囲気でした。)
読んでくださった方からご意見をいただけるようになり、とても嬉しかったことを覚えています。
その後、漫画創作ソフトを使用するようになってから、各段に漫画が描きやすくなりました。
ウエブ漫画トーナメントやコンテストに参加したり、ツイッターでやりとりしたり・・・。あっという間の五年間でした。
第100話で描き終えた女ガバトルは、自由気ままに描きました。ネームも作らず、ぶっつけ本番で描いていました。
いや、撮っていたという表現が近いかもしれません。キャラの動きをそのまま撮っているカメラマンのようなスタンスでした。
一方、女ガバトル以外の作品については、ネームを作ってから描いていました。
仕事が忙しかったり、体調が悪い時もありましたが、どうにか続けることが出来たのは、読んでくださった方のおかげです。
食べる方が居るからこそ作りたい気持ちになる。漫画と料理は近い気がします。
まだまだ描きたいことは、頭の中の百分の一も描けていません。今後とも描ける限り描いていきたいです。
今後はトーナメント、コンテスト参加を中心にしたいと考えております。
一作一作をこれまでより丁寧に描きたいと考えているため、作品の公開頻度はこれまでより大分少なくなるかと思われます。
参加するトーナメントやコンテストについては、『かごんま県庁 やれんの課3』においてお伝えしていきます。
これまで通り、『やれんの課』を暖かく見守っていただけたら嬉しいです。
しかし、自分には何も無い。
そのような焦燥感が常にありました。何かを変えよう。そのために、何かを始めよう。
36歳の12月のことでした。
では、何を始めるか・・・。
ちょうどその頃、忘年会の席で友人から漫画のイラストを見せてもらいました。
この友人が、こんなイラストを描けるのか。強く心に残りました。
そのことが、漫画を描くきっかけとなりました。
しかし、漫画を描くのには膨大な手間隙が掛かります。ネームを考えて、鉛筆で下書きし、ペン入れし、スクリーントーンを貼り、ホワイトで修正し・・・。自分にできるとは到底思えない。
だったら、自分でも描ける描き方をしよう。消えるボールペンで描けば、修正も自由に出来る。B5の紙に描けば、描く量も少なくて済む。
では何を描くか・・・。
ギャグ漫画だと絵が下手でも許してもらえるし、ページ数も少なくて済む。
よし、ギャグ漫画を描こう。
ただし、自分は小学、中学、高校、就職先も鹿児島という人間。こんな人間に何が描ける?
だったら舞台を鹿児島にすれば良い。
このような、いささか後向きな気持ちから生まれたのが『かごんま県庁』の第一話でした。
当初は、ずっとギャグ一本で行くつもりだったのですが、第三話にして方向転換。その時に描きたいことを正直に描くスタイルに変更しました。その頃から急激に筆が乗ってきました。
当初は誰にも読んでもらえなかったのですが、2ちゃんねるで公開した辺りから読んでくださる方が増えました。(5年前の2ちゃんねるは、自作の漫画を公開しても許される雰囲気でした。)
読んでくださった方からご意見をいただけるようになり、とても嬉しかったことを覚えています。
その後、漫画創作ソフトを使用するようになってから、各段に漫画が描きやすくなりました。
ウエブ漫画トーナメントやコンテストに参加したり、ツイッターでやりとりしたり・・・。あっという間の五年間でした。
第100話で描き終えた女ガバトルは、自由気ままに描きました。ネームも作らず、ぶっつけ本番で描いていました。
いや、撮っていたという表現が近いかもしれません。キャラの動きをそのまま撮っているカメラマンのようなスタンスでした。
一方、女ガバトル以外の作品については、ネームを作ってから描いていました。
仕事が忙しかったり、体調が悪い時もありましたが、どうにか続けることが出来たのは、読んでくださった方のおかげです。
食べる方が居るからこそ作りたい気持ちになる。漫画と料理は近い気がします。
まだまだ描きたいことは、頭の中の百分の一も描けていません。今後とも描ける限り描いていきたいです。
今後はトーナメント、コンテスト参加を中心にしたいと考えております。
一作一作をこれまでより丁寧に描きたいと考えているため、作品の公開頻度はこれまでより大分少なくなるかと思われます。
参加するトーナメントやコンテストについては、『かごんま県庁 やれんの課3』においてお伝えしていきます。
これまで通り、『やれんの課』を暖かく見守っていただけたら嬉しいです。
Posted by ミスターTC at 18:59│Comments(6)
この記事へのコメント
お疲れさまでした。1回目からずーっと読んでました。 素朴で温かみのあるストーリーと絵が凄く好きです。これからも更新楽しみにしてます。
Posted by ハタ at 2018年04月13日 23:06
ハタ様、ありがとうございます。
1回目からお付き合いいただき、とても嬉しいです^^
これまでは、頭の中のストーリーを描くだけで精一杯でした。
よって殴り書きだったのですが、今後は今より丁寧に描きたいと考えています。
ひとまずは五年間続けたので、次は十年を目標に続けたいです。
1回目からお付き合いいただき、とても嬉しいです^^
これまでは、頭の中のストーリーを描くだけで精一杯でした。
よって殴り書きだったのですが、今後は今より丁寧に描きたいと考えています。
ひとまずは五年間続けたので、次は十年を目標に続けたいです。
Posted by ミスターTC at 2018年04月15日 12:06
大変失礼な事ですが、漫画はまだ読みかけで、
先に「ウエブ漫画と歩んだ5年間」を読ませて頂いた状態で、
このコメントを書かせて頂いております事をお許し下さい。
ここ数年、私の身の回りで様々な出来事があり、
気を休める時間が中々作れない日々が続いております。
気がつけば、バカが付くほど好きだった漫画やゲームから離れ、
たまに目にするが気にもしない事が当たり前になっていましたが、
やっぱ違いますな
もっと自分の時間を作って漫画をゆっくり読みたいと感じました。
まずは「女ガバトル」をゆっくり読み返すことにします。
ありがとう。
今後も影ながら覆えん致します。
先に「ウエブ漫画と歩んだ5年間」を読ませて頂いた状態で、
このコメントを書かせて頂いております事をお許し下さい。
ここ数年、私の身の回りで様々な出来事があり、
気を休める時間が中々作れない日々が続いております。
気がつけば、バカが付くほど好きだった漫画やゲームから離れ、
たまに目にするが気にもしない事が当たり前になっていましたが、
やっぱ違いますな
もっと自分の時間を作って漫画をゆっくり読みたいと感じました。
まずは「女ガバトル」をゆっくり読み返すことにします。
ありがとう。
今後も影ながら覆えん致します。
Posted by ken tanaka at 2018年05月25日 14:29
ken tanaka 様、ありがとうございます。
久しぶりにサイトを覗いたため、お返事が遅くなったことをお詫びします。
お久しぶりですねー^^
気を休める時間が中々作れない・・・私自身もそういう状況が中学時代から二十年ほどずっと続いていたので、お気持ちが大変分かります。
三十後半になって、やっとでウエブ漫画を描ける状況になりました。
ken tanaka 様は映像関係のお仕事をされていると勝手に思っていました
がいかがでしょうか?
映像作品に真摯に取り組んでおり、さらに忙しい生活を送っていたからこその凄みを作品に感じていました。
忙しい生活を送ってきたことは、いずれ人生において役に立ち、作品への凄みを与えることと思います。
しかしながら一度きりの人生なので、自分の時間も徐々に作っていけたら良いですね^^
私自身も仕事やウエブ漫画を、なるべく楽しい気持ちの中で続けていくことを目標としております。
お互い、人生を味わっていきたいですね^^
久しぶりにサイトを覗いたため、お返事が遅くなったことをお詫びします。
お久しぶりですねー^^
気を休める時間が中々作れない・・・私自身もそういう状況が中学時代から二十年ほどずっと続いていたので、お気持ちが大変分かります。
三十後半になって、やっとでウエブ漫画を描ける状況になりました。
ken tanaka 様は映像関係のお仕事をされていると勝手に思っていました
がいかがでしょうか?
映像作品に真摯に取り組んでおり、さらに忙しい生活を送っていたからこその凄みを作品に感じていました。
忙しい生活を送ってきたことは、いずれ人生において役に立ち、作品への凄みを与えることと思います。
しかしながら一度きりの人生なので、自分の時間も徐々に作っていけたら良いですね^^
私自身も仕事やウエブ漫画を、なるべく楽しい気持ちの中で続けていくことを目標としております。
お互い、人生を味わっていきたいですね^^
Posted by ミスターTC at 2018年06月23日 08:37
こいつが2ちゃんに初めてきたとき。
バカも含めてこんなに食らいつくとは思わなかったとおもう。
だがTCは何を言われようと態度を変えず返レスして。
俺はこいつと共感したいと思った。
後にメール交換してもTCはTCだった。
スレが停滞すると俺は1000になるまで会話を続けた。
絶対完スレさせてやりたかった。
ありがとな、TC。
お前は社会人としてどこだって通用する男だ。
バカも含めてこんなに食らいつくとは思わなかったとおもう。
だがTCは何を言われようと態度を変えず返レスして。
俺はこいつと共感したいと思った。
後にメール交換してもTCはTCだった。
スレが停滞すると俺は1000になるまで会話を続けた。
絶対完スレさせてやりたかった。
ありがとな、TC。
お前は社会人としてどこだって通用する男だ。
Posted by エドウッド#csos at 2018年09月11日 11:58
エドウッド 様、ありがとうございます。
お久しぶりですねー^^
2ちゃんでの出会いから5年ほどですね。
自分にとって2ちゃんは、道場もしくはジムのような場所でした。当時はリアルな生の声を聞きたい。すべての意見を自分の栄養としたいと考えていました。
そして、エドさんの率直なご意見や飾らない人柄が、自分の漫画にも影響を与えていたと思います。
こちらこそありがとうございます^^
そして、お元気そうでなによりです。
お互い、社会人としての日常を味わっていきましょうね。
お久しぶりですねー^^
2ちゃんでの出会いから5年ほどですね。
自分にとって2ちゃんは、道場もしくはジムのような場所でした。当時はリアルな生の声を聞きたい。すべての意見を自分の栄養としたいと考えていました。
そして、エドさんの率直なご意見や飾らない人柄が、自分の漫画にも影響を与えていたと思います。
こちらこそありがとうございます^^
そして、お元気そうでなによりです。
お互い、社会人としての日常を味わっていきましょうね。
Posted by ミスターTC at 2018年09月29日 15:36